86.撤収時に注意することは?(2018/11/01)

◆撤収上手はキャンブ上手。撤収作業は、次回のキャンブの準備だ、おろそかにしてはいけない

キャンプ道具の点検は、畳む、ケースに入れるなど、コンパクトに収納しているものが多いから、使っていないときに行うためには、わざわざ取り出して調べなくてはならない。しかし、出かけたキャンプ場では、すべての道具を広げて使うから点検には絶好の機会なのだ。

ランタンやツーバーナーなどの燃焼器具の機能チェック、テーブルや椅子の変形や破損などは、実際に使わないとわからない。テントやタープ、寝袋など、縫製品の縫い目のほころびや破れ。これも広げて、組み立てた状態で点検するのが、一番確実な方法だ。

また、補充しなければならない紛失したものや、常時携行する消耗品のチェック。包丁の錆から、まな板の汚れまで、すべてのキャンプ道具は、長時間身近に置いて使用する現場だからこそ苦にしないで確認できる。撤収作業は、後片づけだけではなく、すべての道具を確認しながら、キャンプに出かける準備をしていると思って作業するのだ。

撤収時には必ず晴れているという保証はどこにもない。よく晴れた日なら、すべてのものを乾燥させることだ。テントは、組み立てた状態で乾燥させるのがいい。フライシートが乾いたら外し、風がなければ太陽の日差しを受ける側、風があれば風上側を固定したペグを抜く。反対側のペグを残してひっくり返し、グランドシートの裏側まで完全に乾燥させる。寝袋は、コットやテーブル、椅子、車の天井、テントの屋根などを利用して乾かす。食器類や調理器具も、太陽光線に当てて日光消毒だ。収納用の袋や箱まで乾燥させてから道具を入れるのだ。

小さく畳んで収納袋に入れたいのが、テントやタープ、寝袋である。とくに寝袋は、乾燥すると中綿の弾力が戻りふかふかに膨らむ。これは、大人が体重をかけて、体の重みで中の空気を押し出すように畳む。

テントやタープは、空気を包み込まないように、空気の出ロを確保しながら畳む。畳んだポールを芯にして丸めると、下手に畳むと入らない収納袋が、大きく感じられるくらい小さくなるのだ。

撤収の順序は何からでもいいが、私はタープを最後に畳むことにしている。すべてを車に積み込んだら撤収完了。と思いがちだが、まだ重要な仕事が残っている。帰り支度の最後は、ビニール袋片手に、自分たちの使ったキャンプサイトをくまなく点検してゴミ拾いだ。設営したときよリも、きれいにするくらいの気持ちで、たばこの吸い殻から大根のしっぽにいたるまで徹底的に掃除するのだ。

楽しさを求めて出かけるのがキャンプだ。キャンプ場に着いてから、忘れ物に気づいたり道具が使えないということのないように、撤収時にすべての道具を確認しながら整理することを習慣づけるようにしたい。これが身についたら、いつでも安心してキャンプに出かけられるのだ。おのおのがた、自分と家族のために頑張るべし。

←前へ ↑一覧へ 次へ→

カーラインアップ