85.ダイオキシンの心配(2018/10/31)

一躍脚光を浴びた、といっ感じで大きく取り上げられたダイオキシンの問題。焚き火好きの私も、少なからずショックを受けた。少し勉強してみると、単純な焚き火ではダイオキシンはほとんど出ないことがわかってちょっと安心した。

火遊びの好きな私は、これまでいろんなものを燃してきた。なにしろキャンブに出かけるときは、いつも焼却炉を持参するほどの好き者である。当時は大人数で出かけ、スーパーマーケットで買い物をすると、食品を包装している発泡スチロールだけで大量のゴミになった。件の焼却炉で木を燃しながら、その炎の中に発泡スチロールを入れると、素晴らしい勢いで燃えた。ただひとつ困ったのは、木の燃える炎の中に発泡スチロールを入れると、とんでもない高温になり焼却炉が真っ赤になって、ー週間もこれを続けると、金属疲労が進み2~3回出かけると、土手っ腹に穴があいて使えなくなることだった。

ドラム缶で焼却炉を作って、いろんなものを燃したこともある。使えなくなったブラスチックのクーラーも燃したことがあるが、乾燥した木を燃しながらクーラーを燃すと、ゴーゴーとすごい勢いで燃える。そんな勢いで燃えると、木はまたたく間に燃え尽きてしまう。あとはプラスチックだけである。さっきまでの勢いはどこへいったのか、ゆらゆらと真っ赤な炎で燃える。おまけに、どす黒くていやなにおいのする煙まで出す。いまから思えばあの煙の中にダイオキシンが……。あの煙がそうなら、長い焚き火人生のなかで、ずいぶん吸ったと思う。ダイオキシンは体内に蓄積されるそうなので、人体に与える影響に取り組んでいる学者さんの格好の研究材料になれるかも。

単純な焚き火では、燃えると思うものは何でも燃したが、キャンプに行くと、焼却炉以外では石油加工製品は燃さない。

20年以上も前の話だが、台風の通り過ぎたあと、数人で多摩川の河原に出かけた。焚き火をして、定番の焼きイモを焼くためだ。台風のあとだから流木はあたり一面にあり、薪に困らない。流木の間には、発泡スチロールのかけらもいっばいあった。これまで燃したのが大失敗だった。慣れたものだから、焼きイモは素晴らしい出来で焼き上がったが、食べてみてがっかりした。全部石油のにおいが強くて食べられなかったのだ。

ダイオキシンは猛毒だが、プラスチックなどの石油加工製品を800℃以下の熱で燃したときに発生し、1000℃以上の高熱で燃せばまったく出ないようだ。これがわかっていてもすぐには手をつけられないのが、ご政道らしい。

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