82.焚き火をするとき、確実にに着火できる方法を教えて(2018/10/29)

◆根気よく準備すれば、マッチー本で着火できる。小でな焚き火と、豪快な焚き火の着火方法を教える

マッチー本で確実に着火する小さな焚き火

完全に枯れて乾燥した木を集める。極細の小枝を選んで20cmくらいの長さに折ったものを40~50本作る。細いか丈夫な枝を3本選んで上部で交差させ、先端が2~3cm突き出た三脚の形になるように地面に突き刺す。できあがった三脚の1面を除いた残りの2面をすき間ができないよう小枝で、密度を高く立てかけてふさぎ、三角形の小屋を作るように組む。風がある場谷は、ふさがない面が風上になるようにする。徐々に太く長い枝を外側に立てかけて、直径が1cm程度の枝まで今季よく組み立てる。点火しやすい枯れ葉や乾燥した薪を、すぐに手の届く手元に置く。これで着火準備完了だ。

ノートに使われているような薄手の紙を2~3枚用意する。紙は空気が内部に入るように、一枚一枚くしゃくしゃに丸めて火をつける。火のついた部分を下にして、組み上げた真ん中の空間に入れる。素早く枯れ葉を少しずつ上に載せて、最初に組んだ小枝に火がつけば、もう大丈夫。すぐに太い枝に燃え移り火力が強くなる。燃えている上に、最初は細い枝を載せ、火力を見ながら徐々に載せる木を太くしていく。火力が安定したら太い木、載せても簡単に燃える。この方法なら焚き火のスペースも広くとらずに楽しむことができるのだ。

ゆったりした場所での豪快な焚き火

広い場所があり、豪快に焚き火ができるなら、乾燥した木や枝などの材料を可能なかぎり集める。着火用に、枯れたススキをひとつかみ用意する。ススキを手に持って半分に折り、先端の穂の部分に火をつける。燃えはじめた部分を下にすると、全体に火がまわる。火がまわったら下に置き、できるだけ細い枝を上に載せる。載せた枝への火の移り具合を見ながら、徐々に載せる木を太くする。太い枯れ木が勢いよく燃えるようになったら、生木や濡れた木を上に載せても少しずつなら熱で乾燥して燃える。長い木も、真ん中を火の上に置けば、ノコギリがなくても、燃えて2本になるのだ。

着火直後に載せて、燃え移りやすいもの

枝の先端の細い枯れ木で、枯れ葉がくっついていればなお可。製材所で丸太を四角にする最初の過程でできる、通称バタと呼ばれる端材を細く割ったもの。枯れた大きな木の皮。

火を長持ちさせる木

クリやドングリの実をつける、ブナ科の堅くて乾燥した木は、密度が高いので長く燃えつづける。燃してできた燠も長持ちする。有名な備長炭はブナ科の木で作っているのだ。火持ちのよい木は手に持つとすぐわかる。乾燥しててもかなりの重量感があるのだ。日本で一番堅いといわれているイチイの木は、完全に乾燥していてもとくにずっしりと重量があり、長時間燃えつづけるのだ。

<一口アドバイス>

マッチー本で着火する方法

(1)枯れた細い枝3本を組み合わせて三脚を作るように地面に突き刺して固定し、細い小枝を載せていく
(2)風上側の1面を除いた2面に、細い枝を寄りかけるようにすき間なく組んでいく。徐々に外側には太い木を組む
(3)組み上げた間に、薄手の紙を空気が中に入り燃えやすいようにくしゃくしゃにして入れる
(4)中に入れた紙の下のほうにマッチで点火して、上に上がる炎の真上に、組んだ木の密度の高いところがくるように手で調整すると早く安定して燃える
(5)燃える炎の上に最初は燃えやすい枯葉の付いた枝や細い枯れ枝を載せ、徐々に太い木を載せる。この手順どおりにやればマッチー本でもきちんと着火できる

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