76.キャンプにつきものの虫に対する注意は?虫に対する注意は?(2018/10/21)

◆人間に害を及ぼす虫と、無害な虫を判別できる知識を備え、毒をもった虫にだけ注意することだ。
虫も冬場は少なくなるが、春から秋にかけては多い。真夏のキャンプ場では、それはにぎやかなものだ。

この虫について、キャンプを楽しむお父さんお母さんにお願いがある。虫が嫌いだという大人は多いが、子供にも虫嫌いがいる。そんな子の親はきっと虫が嫌いだと思う。子供はみんな親のやることなすこと、すべてが正しいこととして無条件に受け入れる。子供が親のまねをするのは、親のすることは正しい、親と同じことをしていれば自分のやることは正しいことだ、と、無意識のうちに判断し行動しているのだ。大人になってから嫌いな虫を好きになるのは無理な話だが、子供は順応性があるので、親が黙っていたら子供も気にしなくなるものだ。

キャンプに行くと、さまざまな虫たちと自然を共有することになる。彼らは人間に悪さをしようとして生きているわけではない。たまたま動物の血を吸って生きている虫が、近くにいた人間の血を吸うだけである。これは、人間が彼らの生息場所に侵入したせいなのだ。

とはいっても、気持ちのいいものではないのはたしかだ。数ある虫のなかでも、無毒なガの類は人間に害を及ぽさないから許せるが、ドクガや人間の血を吸う虫はいただけない。アブは大きいので、近寄っただけでわかるから手で追い払えばいいが、困るのはブユとヤブ蚊だ。

ブユはハエを小さくしたような昆虫で、これに刺されると、かゆみを伴って大きく腫れる。関節の近くなら、関節が動かなくなるくらいに腫れ上がるのだ。困ったことに、ブユに刺されても刺された段階では何も感じないので、いつ刺されたかわからないことだ。

刺されると、かゆくなって、かいているうちに徐々に腫れてくる。翌日にはもっと腫れて、腫れた部分が固くなってくる。4~5日はこの症状が続くが、1週間もすればウソのように腫れは引っ込む。しかし2~3回刺されると免疫ができて腫れなくなってくる。代わりに刺された所に小さな血豆ができる。これを指先でつまんで毒液を絞り出せば、かゆみも大したことはないのだ。

だがヤブ蚊はそうはいかない。何度刺されてもかゆくてたまらない。これの対応策で一般的なのが蚊取リ線香だ。容器に入れて腰にぶら下げるのもいいし、テーブルの下に置くのも煙が一面に広がるので効果的だ。蚊は黒い色を好むので、身に着ける服の色にも注意する。念のために、虫よけスプレーを全身にかけて二重に防御する。薄手のものは服の上からもかけると万全だ。

何もないときは、焚き火の炎を小さくして、ヨモギを大量に載せて、いぶして煙を出すのだ。この煙をうちわであおいで拡散させれば少しは役に立つ。蚊取り線香の材料は除虫菊で、ヨモギと同じキク科の植物なのだ。

きれいな水の近くではブユが発生し、汚れた水のそばでヤブ蚊が繁殖する、と、こういう決まりのようなものが、昔から自然界には存在するのだ。

<一口アドバイス>
虫の苦手な子供の親のほとんどが虫嫌いだ。たくましい子供に育てたいなら、子供の前で我慢しよう

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