73.テーブルは、何を基準に選ぷのですか(2018/10/18)

◆食卓と調理台を兼用するなら脚で高さを調節できるもの。食卓専用なら脚の低いものを勧める
ふだんの生活のなかでテーブルに接する機会を考えてみると、事務机や作業台、食卓などはだいたい70cm前後の高さのものが多い。が、バーや喫茶店など、のんびりと落ち着いて憩いのひとときを過ごす場所にあるテーブルは、どこでも低いものが使われている。

当然だがキャンプは仕事ではない。ましてや作業を行う場でもない。家族や気の合った仲間が焦まって、楽しく憩いのひとときを過ごすために出かけるのだ。憩いの場となれば、テーブルは低いほうがいい。

家族で出かけるキャンプでは、親が子供と接する時間も長くなり、子供にとっても、ふだんの生活では見られない親の姿を見ることになる。子供をたくましくするためにも、こういった状況下での親子の触れ合いは大切にしたい。

テーブルが低いと、小さな子供でも普通の目線でテーブルの上が見渡せる。子供を育てるうえで大切なことは、憩いの場では大人が子供に近づき、同じ目線で接することである。いまでは大人になったわが子に対し、その成長期に大変申し訳ない振る舞いを繰リ返し、慚愧の念に堪えないこの私がいうのだから間違いはない。

低いテーブルで、食材の皮をむいたリ刻むなど、料理の支度を始めると、ふだんは見えないからお手伝いもしなかったのに、お母さんの手元が見えるのでやりたがる女の子もいるのだ。これがきっかけで、お手伝いをするようになリ女としての自覚ができてお利口さんに育つ、かもしれない。

親子でカードゲームをする場合でも、みんなの目線がそろい、両手の動きもスムーズになる。なにより効果的なのは、子供と一緒に低いテーブルを囲んだ大人は自然に前かがみになるので、子供との距離が近づき、親子の絆もよりいっそう深まることだ。

私だけではないと思うが、キャンプに酒は欠かせない。低いテーブルの上においしい料理とうまい酒。右手の箸をのばして料理をつまみ、左の手元には必ず酒があリ、飲むほどに話も弾む。

これを憩いのひとときといわずして何が憩いのひとときだ。この時間を過ごすことをキャンプの最大の目的にしている人は多いと思う。以上のようなわけで私は低いテーブルを勧めるのだ。

<一口アドバイス>
・子供でも見わたせ、親も前かがみになって子供と同じ目線で接することができるので、テーブルは低いほうである
・脚の長さを調節できるテーブル。何段階かに高さが調節できれば、調理台や食卓にも流用できて便利だ。収納時に調節が多いがそれでも使えるぞ

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